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TISSOT ティソの歴史 

創業:1853年

~生粋の時計職人を輩出したティソ家の伝統が息づく~

 テイソは製品開発に対するアイデアの探求と、慣習にとらわれない経営姿勢を実践し成長したブランドだ。時代を先取りする先見性で経営の改革を行い、それを価格に反映させた企業努力がティソ成功への鍵であった。もちろん、これらすべてはスイス伝統の手工業技術の上に成り立つものであり、多くの優秀な職人を輩出している。    
 創設は1853年、チャールズ・フェリシアン・ティソと、その息子チャールズ・エミル・ティソによってされている。創設地はジュウ渓谷のル・ロックルだ。当初は小さな時計工場として活動を始めたが、父よりも柔軟で広い視野をもったエミルは、勉強と視察を兼ね5年のアメリカ修行を行っている。海外修行はロシア、アメリカ、日本など海外マーケット獲得に役立った。
 1930年に経営がエミルの息子、ポール・ティソに任されると、ティソはオメガと共にスイスSSHI(時計産業株式会社)を設立。組織と販売網の拡大が成されている。また、世界初の「耐磁気時計」の発表もこの年だっだ。
 その後も積極的に新しいは生み出される。1953年にはティソ創立100周年を記念した自動巻きモデル「センチュリー」を発売している。また、これと同年に発売したワールドタイム「ナビゲーター」は爆発的にヒットした。世界24都市のローカルタイムを表示するこの時計は、国際的な活動が盛んになり始めた、戦後の時代をとらえる先見性と革新性に満ちたものであった。1971年には同族経営に終止符を打ち、時計製造グループSMHの傘下に収まっているが、基本となる姿勢に変わりはなく、石や木をケース素材に用いた時計や、多機能のスポーツモデルなど変化に富んだ時計を発表している。

「世界の腕時計 №16」より引用