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PORCHE DISING by IWC ポルシェデザインの歴史

創業:1978年

~20年戦い続けた最強のダブルネーム~

 1978年にIWCとフェルディナンド・アレキサンダー・ポルシェ率いるポルシェ・デザイン社が業務提携する。ポルシェ・デザインはサングラスやスキーゴーグル、電話機やカメラ、飛行機、モーターサイクルなど広範囲にわたる工業製品を手掛けている。どれも機能性を重視した精悍なフォルムが特徴的だ。
 そんなポルシェーデザインの方向性と、ぴったり合ったのがIWCだったのだ。'78年の「コンパスウォッチ」をはじめ、'80年の「チタニウム・クロノグラフ」などはハイテク素材を先取りし、早々と腕時計に採用しているように思うが、開発までに2年半も費やしているのだ。また最高傑作と誉れ高い'82年の「オーシャン2000」は、IWCの培ってきた優れた防水技術と、ポルシェ・デザインが生み出した記念碑的な存在である。すでに知られていることだがこのモデルは西独海軍に制式採用されている。
 黒い時計、チタニウム素材、調整しやすいブレスレット、力-ボンファイバーのバンドなど、これまでの腕時計ではあり得なかった素材や、付加価値でしかなかったものを積極的に取り入れてきた。黒い時計などはスイスの一流メーカーは「黒い時計なんて売れるはずがない」と相手にもしなかったという。
 20年間続いた関係も'98年に契約が終了してしまった。その後アンティーク市場での値段の高騰を見ると、あらためで最強のWネームだったことがわかる。

「ウオッチ・ア・ゴーゴー No.38」より引用