ポルシェデザイン byオルフィナ ミリタリークロノグラフ ロイヤルネイビー 1970年代

Stock No.

CW-A756

Brand

PORSCHE DESIGN

Year

1980s

Model

Military Chronograph

Material

SS

Size

縦46mm×横41mm

Caliber

LEMANIA 5100

Lug Size

20mm

Price(Tax incl)

SOLD OUT

Comment

1980年代に西ドイツをはじめ、各国の軍が採用したポルシェ・デザインの時計です。今回のモデルはかなりレアのイギリス海軍モデルになります。さらに、オリジナルのSSブレス付きはめったに市場には出ないと思います。デザインはポルシェ・デザイン社が担当し、製造はオルフィナ社が行いました。搭載ムーブメントは、レマニア社のキャリバー5100を搭載しています。3レジスターは秒針、24時間計、12時間積算計、センターはクロノグラフ針と60分積算計を装備しています。曜日、日付共に早送り機能付き。リューズはスクリューロック式になっています。文字盤はシミや傷がほとんど見られない大変綺麗な状態です。ケースは小傷が見られますが良い状態を維持しています。ガラスは小傷がありますが、気になるほどの大きな傷はありません。ブレスレットは手首周り最大18㎝の方まで対応可能です。精度は15秒程度、クロノグラフファンクションもまったく問題ありません。油が乾いてきているので、分解掃除をしてお渡し致します。

軍用時計のすべて」に掲載されていましたので、説明を抜粋します。

1970年代に、ポルシェデザインは、モータースポーツ界に向けてクロノグラフ時計を製造した。NATOがこのクロノグラフに目を付けたのは、堅牢さと信頼性の高さからだけでなく、これを支給される将校や抜粋された兵員たちにとってステイタス・シンボルになると考えたからだった。NATOはメーカーと契約を結び、ポルシェの「ミリタリー」クロノグラフが誕生したが、オリジナルの市販型との違いは外面的なものだけだった。両モデルとも同一のレマニア製17石ムーブメントをステンレスのケースに収めていた。金属製のブレスのついたケースは化学処理によって反射防止処理がほどこされ、黒くなった。この段階でイギリス海軍がポルシェ・クロノグラフの採用を検討しはじめ、評価のため少数を購入した。これらのクロノグラフの文字盤に「ROYAL NAVY」の文字がある。文字盤には丸で囲まれた3Hの赤いマークも記されているが、これはトリチウムが使用されていることをしめしている。
 このマークは、放射線物質を使用した製品について軍が定めた仕様にしたがったもので、半減期が12・36年の三重水素(トリチウムの別名)を表している。この購入分については、美しいサテン・フィニッシュの市販型ステンレス・ケースが使用されていた。テストの結果このクロノグラフは要求される性能を上回ることがわかったが、イギリス海軍の比較的厳しい予算にとっては高すぎた。しかし、この優秀な軍用腕時計の噂はすぐに広まり、スイス陸軍やアラブ首長国連邦空軍、アメリカ空軍第23戦術戦闘航空団「フライング・タイガーズ」がポルシェ・クロノグラフを発注した。
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