コードバン革染め完了!

リベルタス×キュリオスキュリオのコラボ製作であるオリジナルコードバン革ベルト。
おかげさまで大好評!20mmは完売、18mmも残り僅かとなりました。
なので、追加製作すべく革を染めました。
市販の革は納得いく色合い、風合いのものがなく、手染めしか方法がない。

これがまた、結構な手間がかかるんです。
まずは原皮の下地処理から・・・これも以外に大変。
染料を調合、初期ロットと同じ配合ですが、今回は少し色が濃くなりました。
やはり天然の革なので、染め具合もその都度、微妙に変わります。

染め・・・これが実は一番大変、ものすごく染み込むので、なかなか色が出ない。
そうですね、10回塗りくらいやらないといい色になりません。
染めのムラはコードバン独特、カーフなどの革ではこのムラ感は味わえません。
これが、いい感じになるんです。

乾燥後、マスタングペーストを塗ります。
ここで、栄養を与えておきます。
その後、磨きを入れます。これは結構気合いが必要。

そして最後に仕上げ剤を塗布、色止めし、耐水性、耐摩耗性を高めます。

今回は馬2頭分の革を染めました。大きさは約100DS(1DS=10cm×10cm)、
ベルト1本に必要な大きさは約0.8DSなので、約125本分てことです。
傷があったり、あまり表面が良くない部分を除くとここまでは作れませんけどね。
今回は、18mm、20mmの他に19mmもラインナップに加えます。
ロレックスのデイトナ、オイスターデイトなど、このコードバンのベルトを着けたらカッコいいですよ。(ご要望を頂いたため、16mm、17mmも製作することになりました)
完成は8月末位ですかね。


ここでコードバンについて少し説明をしておきます。

コードバンとは、重量馬の尻の革です。1頭から採れるコードバンはごく僅かで、
通常知られる馬からは採れずヨーロッパ地方の農耕馬からのみごく少数生産されます。
農耕馬自体年々生産量が低下していて入手困難な素材になると言われ続けています。
その希少性と、質の高さにより動物皮革の中で特に高級品として扱われています。
コードバン最大の特徴は、そのキメの細かさです。
一般的な革はコラーゲン繊維が複雑に絡み合いながら横や縦に変化しながら流れています。牛革の床面を撫でると、繊維の向きを感じられると思います。
流れの向きは一定ではないので、ベルトや持ち手など丈夫で伸びてはいけない作品作りには、手で確認しながら裁断する向きや場所を決めます。
それに対しコードバンは、コラーゲン繊維が真っ直ぐと縦に並んでいます。
通常革は、『床』と呼ばれるベースと『吟』と呼ばれる表皮の2層構造なのに対し、コードバンは、裏と表から削りだした『床』のみの1層構造。
床面は普通ザラザラしていますが、コードバンのキメの細かさは磨き上げる事によって牛革の吟面よりもなめらかでしっとりとした質感と上品な光沢を生み出します。
2層構造の一般的な革は、手入れを怠ると吟面と床面に『浮き』が生じる。
単層構造のコードバンは『浮き』が生じないので末長く愛用されます。
革の表と裏からキメの細かい層を削りだす独特な採取方法から宝石採掘の様で突出した丈夫さと品質から革のダイヤモンドと称されています。 
さらに、いつどのように発見され使用されるようになったのか、そのルーツも謎で特異な革と、その希少性から『幻の革』と呼ばれています。

2012/7/1


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