オメガのムーブメントの資料です。
この資料の下部に30mmキャリバーの製造数などが記載されています。
30mmキャリバーは1939年に登場し、1961年の最終型までマイナーチェンジを繰り返されながら、製造された銘キャリバーです。
この中で、「SC」はセンターセコンド、「PC」は耐震装置付、「AM」は耐磁気性、「RG」はクロノメーターを表しています。
この資料を見ると、最初期のCal.30は15石と17石が存在し、製造数は36,000個、続いて、Cal.30T1は12,000個。センターセコンドタイプの最初期型であるCal.30 SC T1は16石、17石、18石が存在し、その製造数は僅か2,400個。Cal.30T2(スモセコ)はクロノメーターなどを含めて、435,800個製造されているので、Cal.30 SC T1は圧倒的にレアキャリバーと言えます。
30mmキャリバーに初めて耐震装置(インカブロック)が装備されたのは1941年、比較的早い段階から取り入れています。
Calendar