ロンジン イギリス陸軍 パラシュート部隊 C.O.S.D. 第二次世界大戦 1940年代

Stock No.

CW-G827

Brand

LONGINES

Year

1945

Model

COSD

Material

メッキ/SS

Size

径35mm

Caliber

12.68Z

Lug Size

18mm

Price(Tax incl)

SOLD OUT

Comment

第二次世界大戦時のイギリス陸軍、パラシュート降下作成で使用するために作られたロンジンの時計です。かなりレアモデルです。裏蓋には「C.O.S.D.(Company Ordnance Supply Depot)」の刻印があります。これは、中隊需品補給処という意味らしいです。「2340」とこのモデルの型番です。この数字の他、支給番号が入っている個体がありますが、この個体はそれがないタイプになります。1944年の空挺作戦のために開発が進めらたのですが、耐震装置が付いていないキャリバー12.68Nを使用するため、パラシュート落下時の衝撃にどう耐えるようにするかが問題でした。そこで、イギリス軍はロンジンからムーブメントのみを調達し、自国でケースを製作することを考えました。ムーブメントとケースとの隙間を大きくあけ、専用のリングで機械を止める方法を取りました。これにより、完全にムーブメントをケースに固定するのではなく、強い衝撃がかかった場合にはムーブメントが動き、ショックを吸収するという訳です。完全にロンジンが製作したモデルではないということになりますが、面白いのは、ロンジンが近年、このC.O.S.D.を復刻したということです。歴史的にみても非常に興味深いモデルと言えます。

風防はW.W.W.シリーズでも採用された傘風防を裏側からリングで留める構造を取っています。衝撃で風防が外れないようにするためです。このモデルは、作戦時までに製造が間に合わず、ほとんど支給されなかったという話があります。戦後に使用されましたが、落下によるショックで夜光が取れてしまうという問題が発生し、現在、残っている個体の中には、夜光をすべて取り除いたものや、もとより夜光を塗布しない軍によるリダン(MoD)文字盤のタイプも存在しています。

文字盤は少々の経年変化やスレが見られますが、目立つ大きな傷や汚れはなく、雰囲気は非常に良いです。ケースは真鍮にニッケルメッキでステンレススチールの裏蓋を装備、若干のメッキの剥がれがありますが、許容範囲かと思います。ムーブメントは綺麗な金メッキが施されています。ベルトは、STONEWALLのイギリス軍仕様(新作)を装着しています。長さはロングで、手首周り17cmの方に丁度良い長さとなっています。分解掃除後のお渡し。


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